最近ではPS5やXboxで4Kや120Hz対応のゲームが増えてきています。
そんなゲームにピッタリのモニターだと思います。
色の鮮やかさ最高クラスの量子ドットIPSパネル「MOBIUZ EX321UX」をレビューします。
BenQ MOBIUZ EX321UX
BenQ MOBIUZ EX321UXは、間違いなく現在の最高クラスのハイスペックモニターです。
関連
詳しいメーカースペックはこちらをご覧ください
MOBIUZ EX321UX（BenQ製品ページ）
https://www.benq.com/ja-jp/monitor/gaming/ex321ux.html
ゲーミングモニターEX321UX 仕様
解像度、入出力端子など最新の仕様で、PS5でもPCでも、どんなゲーム環境にも対応できるモニター。
| 画面サイズ | 31.5 インチ |
| パネル | IPS |
| 解像度 | 4K（3840x2160） |
| HDR | HDR10, VESA DisplayHDR 1000 |
| 視野角(°) | 178°/178° |
| 応答速度 | 1ms |
| リフレッシュレート | 144Hz |
| 色域 | 99% Adobe RGB, 99% P3 |
| アスペクト比 | 16:9 |
| 表面処理 | ノングレア |
入出力端子
| HDMI (v2.1) eARC | 1 |
| HDMI (v2.1) | 2 |
| DisplayPort (v2.1) | 1 |
| USB Type-C(65W給電, DisplayPort Alt Mode, データ転送) | 1 |
| USB Type-C 上りポート (USB 3.2 Gen 1, 5 Gbps, データのみ) | 1 |
| USB Type-A 下りポート (USB 3.2 Gen 1, 5 Gbps, パワーチャージング 4.5W) | 3 |
| USB Type-C 下りポート (USB 3.2 Gen 1, 5 Gbps, パワーチャージング 7.5W) | 1 |
主な機能
| ビデオフォーマットのサポート |
| 工場出荷時の個別キャリブレーションレポート |
| KVMスイッチ |
| ムラ補正技術 |
| Light Tuner |
| FreeSync Premium Pro |
ゲーミングモニターEX321UX の特長
MOBIUZ独自のカラーモード
カラーモードは付属のリモコンで簡単に切り替えができるモニター付属の機能だ。
今回は「ファンタジー」「リアル」「Sci-fi」のカラーモードが新しく追加されている。
Shadow Phage
AIがゲーム画面の暗い部分と明るい部分を認識して、自動でピンポイントに暗い部分を補正し、明るい部分とのバランスも整えてくれる新しい機能。
ミニLED × 量子ドット
ミニLEDによる圧倒的な明るさでコントラストが素晴らしく、量子ドットの技術により最高クラスの映像美が実現されている。
Color Shuttle対応
全世界のMOBIUZユーザーが作るオリジナルカラー設定を保存・共有・ダウンロードできるソフト「Color Shuttle」に対応。
MOBIUZ EX321UXは最高クラス
MOBIUZ EX321UXの特長を実機を利用してレビューします。
ミニLED × 量子ドットの映像美
ミニLEDはモニターで使われている一般的なLEDバックライトよりも、さらに細かく繊細な明るさを表現できます。また解像度4Kで「VESA DisplayHDR 1000」の認証も取得しています。
そしてMOBIUZ EX321UXは、ミニLEDと量子ドット技術により、輝度、コントラスト、広い色域が実現されている最高クラスのゲーミングモニターです。
実際に画面に4K/120Hzでゲームを表示してみましたが、驚くほどの映像美です。
過去にいくつかののゲーミングモニターを使ってきましたが、今までで一番の鮮やかな色の表現と綺麗なコントラストです。
ベゼル部分とパネルの境目の部分を見ても、黒の表現が液晶とは思えないくらい綺麗です。
デザイン
今までのシルバーなメカ的なデザインから宇宙船をモチーフとした新しいコンセプトのデザインへ。
丸みを帯びたデザインで品質は高く、シンプルなデザインが素敵。
PS5にもピッタリで、このようなデザインを待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。
AI搭載により映像の最適化
新たに登場した新機能を試してみました。
Shadow Phage
リアルタイムで暗い部分だけをAIが自動で判断して、見やすく綺麗に表示する機能。
上の画像が「Shadow Phage」オフの状態です。
こちらの画像が「Shadow Phage」オンの状態で、明らかに暗い部分が自動で見やすく補正されているのがわかります。
暗い部分は明るく補正されているのに、明るい部分は特に白トビしているわけでもなく、綺麗に表示されています。
HDRiとShadow Phageの違い
BenQ独自技術のHDRiは周囲の照明環境やコンテンツを感知しながら映像コンテンツの明るさを自動的に制御し、従来のHDRより明瞭さ、ディテール、色の効果を大幅に強化するインテリジェントな技術です。
そして、Shadow Phageは映し出している映像コンテンツを検知し、BenQが構築したデータベースをもとにリアルタイムでゾーンごとのコントラストを最適化し、より高い精度で細部の表示の調整を行う技術です。
3種の新たなカラーモードを搭載
ファンタジー
カラーモード「ファンタジー」ではコントラストの調整により、細かな質感など物体の立体感を鮮明に映し出します。
とても綺麗に映像が表示されていて、一番好きなカラーモードです。
リアル
現実に近いコントラストの表現なので、まさにリアルな映像になります。
Sci-Fi
コントラストと彩度が強くなり、物質の質感がキランと輝くように見えます。
Color Shuttleに対応
Color Shuttleとは、BenQ MOBIUZ専用の映像を最高表現の設定で楽しめる無料ソフトです。
ゲームごとに自分にピッタリのカラー設定を保存でき、ゲームごとにカラー設定を変える必要もなく、自分に合ったカラー設定でいつでも簡単に遊べます。
そしてそのカラー設定を他のゲーマーにシェアして他の方がダウンロードして利用することもできる、画期的なソフトです。
eARCに対応
MOBIUZ EX321UXは内蔵スピーカーがありません。
しかしHDMIケーブルから高音質な音を出力するeARCに対応しています。
外付けスピーカーやサウンドバーなどがeARCに対応していれば、HDMIケーブルをつなぐだけで、簡単にスピーカー接続が可能です。
最大7.1chのサラウンドサウンドを利用でき、さらにESS SABRE DACを内蔵し、デジタルノイズを低減し、より高品質なオーディオ体験ができる。
PS5でMOBIUZ EX321UX レビュー
「EX321UX」なら、PS5の最高スペックで遊べるのでいくつかゲームをプレイしてみました。
4K/120Hz対応していることがPS5で確認できました。
PS5「フォートナイト」をプレイ
PS5のフォートナイトなら解像度4Kの120Hzで遊べるということで、カラーモードを「ファンタジー」にして、ゼロビルドでプレイしてみました。
しっかりと4Kの120Hzでプレイできています！
久しぶりのフォートナイトでしたが、「MOBIUZ EX321UX」ゲームが今までより有利に進めることができている気がします。
フォートナイトの世界が今まで以上に綺麗で、120Hzでヌルヌル！
ゲーム自体は下手すぎて結果は書きませんが、カラーモードの「ファンタジー」がなかなか良い感じ。遠くの動きも細かく綺麗。
５回ほどプレイしてビクロイはありませんでしたが、夢中になってプレイしていました。
圧巻の映像美で4K/120Hzがこの大画面で体感できるだけで感動。
PS5「サイレントヒル：ザ ショートメッセージ」をプレイ
正直ホラーゲームは得意ではないのですが、せっかくなのでカラーモードを「リアル」にして解像度4Kのホラーを楽しんでみました。
そして自動で暗闇を補正してくれる「Shadow Phage」もオンにしてプレイしたのですが、臨場感がすごすぎて怖すぎ。
暗闇が多少補正されて、見やすくなっていると思うが、最初の扉を開けるのに勇気がなかなかでない...
またヘッドセットでプレイしていて、一人称ホラーなので没入感もあり、あっという間に10分程度でリタイア。
まさに「リアル」な質感で怖すぎて無理でした。
PS5で「Sifu」をプレイ
動きのあるアクションゲーム「Sifu」も「MOBIUZ EX321UX」でプレイ。
カラーモードは「Sci-Fi」で32インチの迫力でポリゴン風のキャラの世界を楽しんでみました。
「Sifu」は、ほんのり懐かしい色合いのゲームで、「MOBIUZ EX321UX」のノングレアの画面が、まるで香港映画をゲームにした感じで楽しめる。
このゲームですら驚くほど鮮やかで綺麗に見えています。
ただひたすらに集中するゲームなので、あっという間に1時間ほどプレイしていた。
そして32インチと大きい画面ですが、全く目が疲れていない。
ゲーミングモニターとして「MOBIUZ EX321UX」を利用して、驚くほどの体験ができました。
「MOBIUZ EX321UX」開封・組付け
「MOBIUZ EX321UX」開封レビュー
前回のEX3210Uと同様にかなり大きな箱です。
さすがBenQ梱包は完璧です。
「MOBIUZ EX321UX」同梱物
まずは超かっこいいスタンドのネック部分。
足の部分も、とても丸みを帯びたデザインになっています。
電源ケーブル(約1.8m)とアダプター、大きいけど平たいので使いやすい。
HDMI 2.1ケーブル(約1.8m)。
USB Type-C(約1.0m)とUSB3.2 Gen1ケーブル（1.8m）。
説明書や保証書。
これが本当に便利！BenQオリジナルリモコン。
このリモコンがとにかく便利すぎる！入力の切り替えからゲームごとのカラー設定もボタンで瞬時に変えられる。
「MOBIUZ EX321UX」組付けレビュー
早速「MOBIUZ EX321UX」を組みつけてみましょう。
まずはモニターのパネル部分は箱から出さずに、スタンドを組みつけていきます。
スタンドが出来上がりました。
工具は一切不要で組付けられる。
いつも通り次に箱のモニターの背面を広げます。
ここで箱に入れたまま、スタンドをカチッとはめていきます。
こんな状態になったら、スタンドを持ち上げながらモニター全体を箱から出します。
この方法で取り出さないと、大型のゲーミングモニターは落としたりする危険性があるので注意ですね。
組付けが完成しました。大きいしカッコイイ！！
背面のデザインはとてもオシャレで未来の宇宙ステーションの様。
「MOBIUZ EX321UX」のデザイン
MOBIUZ EX3210Uと比べると、かなり丸みを帯びたデザインになっています。
PS5も丸みを帯びたデザインなので、PS5のデザインにもピッタリな気がします。
背面のMOBIUZのロゴもおしゃれに見えますね。
このあたりの形状を見ても品質が高いのがわかります。
画面はノングレア（非光沢）で映り込みが少なく使いやすい。
宇宙船をモチーフとした新しいコンセプトのデザインということだけあって、明るい雰囲気で良い。
優しい感じの白色で統一されています。
スタンド部分にもデザインのこだわりが感じられる。
スタンドの足の部分ですが、32インチを支えるのに、かなり安定したつくりになっています。
グラつくことは一切ありません。
スッキリとしたデザインがかっこいい。
今までのデザインに比べると優しいイメージですね。背面のカバーもなく、配線の取り回しも自由な感じ。
かなりシンプルになったデザインで、どんなゲーム部屋にも合いそうですね。
新OSDデザイン
BenQのモニターのOSDも以前からとても使いやすく、大変気に入っているのですが、「MOBIUZ EX321UX」では新しくUIなどが変わったようです。
カラーモード
カラーモードや細かな色の設定が可能。かなり細かく設定できるので、自分好みに作ってみましょう。
Eye-care
ブルーライト軽減など、長時間プレイでも目に優しい設定が利用できる。
オーディオ
ゲーム音の出力設定。
入力
ゲームの入力の切り替えや保存しておいた「シナリオ」を変更することができる。
また「DisplayPort Alt Mode」に対応しているので、MacBookなどUSB-Cでの接続も可能。
クイックメニュー
各シナリオのクイックメニューを入れ替えたり設定できます。
システム
ゲームに特化した機能や、言語設定などのシステムメニュー。
現在の出力情報
現在どのような設定で映像が出力されているか、リモコンボタン一つで表示できる。
好きな姿勢で快適操作「MOBIUZ EX321UX」
続いて可動域を確認してみました。
高さ調整上下 100 mm可能。
チルト機能は前5° 後ろへ20°。
スイーベル機能は左右15°ずつ稼働。
画面の角度もわずかですが変えることができる。
「MOBIUZ EX321UX」は最高クラスのゲーミングモニター
「MOBIUZ EX321UX」は現在一般的に購入できるモニターの中では最高クラス。
画面に映し出されるゲーム映像は、驚くほどの美しさです。
リフレッシュレートは144Hzで4K解像度の映像がヌルヌル動くし、ゲームに特化した機能も多く、カジュアルゲーマーからガチゲーマーまで必ず満足するゲーミングモニターです。
特にPS5やXboxで抜群に性能が発揮できるようになっている。
もちろんPCゲームでも十分なスペックだし、PS5でもPCゲームでも、32インチの大画面で快適なゲームライフが楽しめる。
機械に苦手な方でも、リモコンでポチポチとさわってみれば、直感で簡単に使いこなせます。
価格は高価ですが、使ってみて後悔することはありません、ぜひ検討してみてください。
関連
詳しいメーカースペックはこちらをご覧ください
MOBIUZ EX321UX（BenQ製品ページ）
https://www.benq.com/ja-jp/monitor/gaming/ex321ux.html