武器で戦うゲームではない。追ってくる相手から隠れて、逃げる。『クロックタワー』を遊んだ人なら分かる形だ。しかも音楽は山岡晃。『Remothered: Red Nun’s Legacy(リモザード:レッド・ナンズ・レガシー)』は10月27日にリリースされる。
Remotheredは隠れて逃げるホラー

Remotheredの戦い方は、殴り合いではない。
ストアページにはこう書いてある。隠れる、回避する、そして決定的な場面で反撃する。ひとつのミスが死につながる、と。

追ってくる相手は「ストーカー」と呼ばれている。シリーズの1作目には体力バーすら無く、自分の体の様子だけで残りを判断する作りだった。
今回はそのストーカーの仕組みに手が入ったという。対処する手は増やしたが、無防備さは残した、とゲームディレクターのアントニオ・クトローナが書いていた。
Remotheredのサントラは山岡晃

ストアページに、はっきり書いてある。オリジナルサウンドトラックは山岡晃。
シリーズで日本人の作曲家が入るのは、これが2回目だ。1作目のサウンドトラックは戸田信子とルカ・バルボーニが手がけている。

声も強い。主人公スーザンを演じるのはシシー・ジョーンズ。BAFTAゲームアワードを獲った人だ。「赤い修道女」の声はマギー・ロバートソンで、こちらはザ・ゲーム・アワードを獲っている。どちらも英語版の担当になる。
Remotheredの三部作はここで終わる

Remotheredは三部作で、今回が3本目だ。並べるとこうなる。
| 作品 | 発売 | 舞台 | 主人公 |
|---|---|---|---|
| 1作目 Tormented Fathers | 2018年1月30日 | フェルトン博士の屋敷 | ローズマリー・リード |
| 2作目 Broken Porcelain | 2020年10月13日 | アッシュマン・イン(宿) | ジェニファー |
| 3作目 Red Nun’s Legacy | 2026年10月27日 | アッシュマン家の邸宅 | スーザン |
つながっている点は3つある。
- 「赤い修道女」のカルト … 1作目のあらすじにすでに出てくる。今回のタイトルがその名前
- アッシュマン家 … 2作目の宿と、3作目の邸宅が同じ一族
- 追われて隠れる作り … 3作とも、武器を振り回すゲームではない
1作目と2作目はSteamで日本語に対応していて、それぞれ2,050円と2,600円。先に触ることもできる。
Remotheredの舞台はシチリアの邸宅

Remotheredの話はこう始まる。シチリアで6人の少女が消えた。それから1年以上が過ぎたころ、新しい手がかりが出てくる。
謎の録音テープが、娘はまだ生きているかもしれないと告げる。スーザンは向かうことを決める。

行き先はエトナ山の斜面。アッシュマン家が持っていた、朽ちた貴族の邸宅だ。
開発元のStormind Gamesはイタリアのスタジオで、シチリアの風景はそこで暮らした実感から作ったと書いている。観光写真の再現ではない、という言い方だった。
催眠で見えないものを見る

Remotheredでスーザンが使えるのは催眠の力だ。種類は3つある。
- レトロコグニション(逆行知覚)… 忘れられた記憶を読む
- 鏡の能力 … 隠れた道を見つける
- 蛾の操り … 環境を動かす

ただし、使えば使うほど危なくなる。深く見ようとするほど、まわりの危険に自分をさらすことになるそうだ。この力について、クトローナは「借りているもので、返さないといけない」と書いていた。
公式のYouTubeには、この催眠のシステムを掘り下げた映像がある。
「赤い修道女」に決着がつく

ずっと引っぱってきた「赤い修道女」の話に、ここで決着がつく。
舞台のひとつが、シチリアにあるクリスト・モレンテの修道院。燃え尽きた信仰と、埋もれた罪悪感と、禁じられた儀式が置かれた場所だと説明されている。

絵の作りはイタリアのホラー映画が下敷きになっている。開発元は「ネオ・ジャッロ」という言い方をしていた。
エンジンはUnreal Engine 5。光はLumen、地形はNanite、顔はMetaHumanをもとにした作りだと、アートディレクターのパトリック・レガが説明している。リアルさよりも空気を取る方針だそうだ。

部屋はどこも作り込まれている。手がかりとアイテムを探し、パズルを解いて先の区画へ進む形だ。
画像:Steamストアページより
Remothered: Red Nun’s Legacy

| タイトル | Remothered: Red Nun’s Legacy(リモザード:レッド・ナンズ・レガシー) |
|---|---|
| ジャンル | サバイバルホラー |
| Steamのユーザータグ | サバイバルホラー/精神的恐怖/女性主人公/雰囲気/探検/映画的/ミステリー/超自然/パズル など |
| 開発元 | Stormind Games |
| 販売元 | Stormind Games/Soft Source |
| 対応機種 | PC(Steam/Epic Games Store/GOG)、PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2 |
| 発売日 | 2026年10月27日(Nintendo Switch 2版は12月3日) |
| 価格 | ストアページで公開 |
| 日本語 | インターフェイス・字幕に対応。音声は英語 |
| 対応人数 | 1人 |
| 音楽 | 山岡晃 |
| 必要スペック(最低) | Windows 11(x64)、Ryzen 5 3600X または Core i5 11600K、メモリ16GB、RTX 2070 Super または RX 5700 XT、空き容量40GB |
デモはSteam Next Festで配信されている。邸宅のいくつかの部屋を回って、空気とシステムを先に触れる内容だ。
Steamと開発元のページ

| Steamストアページ | https://store.steampowered.com/app/3335310/ |
|---|---|
| シリーズ公式サイト | https://www.remothered.com/ |
| 公式YouTube | Stormind Games |
前2作もリマスターで2027年へ

1作目『Tormented Fathers』と2作目『Broken Porcelain』も、リマスター版が出る。どちらもUnreal Engine 5で作り直して、2027年の1月から3月に発売の予定だ。日本語にも対応する。
開発元は、仕組みも怖さも秘密も、そのまま残すと書いている。
デラックス版もあり、本編に100ページ近いデジタルアートブックとサウンドトラックが付く。
Remotheredのウィッシュリストは、9月17日に10万件を超えたと開発元が出している。
日本語はインターフェイスと字幕に対応。音声は英語などになる。山岡晃の音は、言語に関係なく同じように鳴る。
筆者ジャンク:インディーゲームを中心に遊ぶゲーム好き。ストアや開発元の発表をもとに紹介しています。
