作っているのは、個人開発のVoidecho Studio。オープンワールドのゾンビサバイバル『Not Quite Dead: Open World Survival(ノット・クワイト・デッド)』が、9月2日に早期アクセスを始める。
「Not Quite Dead」ほんとに個人開発!?

ストアページの頭に置かれた一文が「You’re not dead… but you’re getting close.」。死んではいない、けれど近づいている。タイトルの意味がそのまま説明になっている。
開発も販売もVoidecho Studio。Steamのストアページには、開発者本人の言葉として「個人開発者として、プレイヤーの声が体験を磨くうえで欠かせない」と書かれている。
個人で作っている、ということだ。
そのわりに、抱えているものが小さくない。廃墟になった街と村、森、工業地帯、バンカー、そして放射線ゾーンが入ったオープンワールド。ボートとヘリコプターが動く。ゾンビのほかに盗賊も出る。オンラインの協力プレイまで入っている。
早期アクセスの期間は1年から2年を見込んでいる。そのあいだにキャラクターの作り込み、乗り物、武器のカスタマイズ、人間のNPC、スキルツリーを足していく予定だという。
早期アクセスが終わっても値上げする予定はない、とも書いてある。
「Not Quite Dead」ウィッシュリストは2万9000件
開発者のYouTubeチャンネルは、登録者50人。動画の再生数は数百回で止まっている。
そのチャンネルに、8月31日、3分43秒の動画が上がった。タイトルは「29,000 Wishlists… Thank You」。ウィッシュリストが2万9000件に届いたことへの礼だ。
登録者50人と、ウィッシュリスト2万9000件。この落差がそのまま、このゲームの現在地になる。Steamのフォロワーは2,250人。
「Not Quite Dead」レベル制限なし。行けるなら初日でも

エリアに入るためのレベル制限が、このゲームにはない。ストアページの言い方を借りると「腕と準備だけ」。
始めて1時間で、いちばん危ない区域へ歩いて入れる。止めるものは自分の無鉄砲さしかない。
ゾンビは場所で段階が分かれている。安全な区域には基本の感染者、奥へ行くほど硬い敵、高リスク区域には危険な変異体。レアな装備はそこにある。
乗り物は探して、修理して使う。ただし燃料が少ない。1回の移動が賭けになる、という作りだ。
拠点は自分で建てて広げる。戦利品を置き、装備を作り、次の遠征の準備をする場所になる。ストアページの言葉では、拠点だけが唯一の安全な場所だ。
深く潜るほど、いい武器とレアな資源、そこにしかない戦利品が出る。逆に安全側で立ち回れば、長く生き延びられる。どちらを取るかを毎回選ばせるのが、このゲームの骨組みになっている。
拾えるものは武器と弾薬、食料、医療品、クラフト素材、レアなサバイバル装備。資源には限りがあり、1個ずつが効いてくる、という書き方をしている。
ヘリとボート、放射線ゾーンは実装済み

早期アクセスの初日から、マップは全部歩ける。戦闘、略奪、クラフト、資源集めのひと通りが動く。
武器、クエスト、トレーダー、採取もすでに入っている。ボートとヘリコプター、放射線ゾーン、成長要素も同じく実装済み。ゾンビと盗賊が、動く脅威として出てくる。
これから足すと書かれているのは、動的イベント(物資の空中投下、ボス、輸送隊)、クラフトの拡張、武器と装備の追加、新しいバイオームとマップの拡張。
参考にした作品として、ストアページには『SurrounDead』『DayZ』『Miscreated』の名前が並んでいる。
「Not Quite Dead」開発者
開発者のチャンネルに上がっている視聴者へのメッセージだ
海外レビューは6点、揃いすぎという見方

Steamのユーザーレビューはまだない。配信前なので当然だ。
かわりに、フランスのレビューサイトが配信前に10点満点で6点をつけている。評価の枠は「賛否が分かれる」。
指摘の中身ははっきりしている。オープンワールド、ゾンビ、拠点建築、修理する乗り物と要素は一通り揃っているが、この手のゲームを遊んできた人が初めて見るものは入っていない、という見方だ。
ただし、作りが雑だとは書いていない。ひとつひとつはきちんと考えられている、と断ったうえでの話になっている。
同じ記事が良い判断としたのが、レベル制限を置かなかった点と、燃料を絞って移動を賭けにした点。オンラインの協力プレイがあることも、この系統では効くとしている。
画面については、色を落とした画面と密度の高い植生で、この系統の標準的な絵という見方だった。
Not Quite Dead: Open World Survival

| タイトル | Not Quite Dead: Open World Survival(ノット・クワイト・デッド) |
|---|---|
| ジャンル | オープンワールド ゾンビサバイバル(アクション/アドベンチャー/RPG) |
| 開発・販売 | Voidecho Studio |
| 配信開始 | 2026年9月2日(Steamのアンロックは日本時間9月2日 午前3時4分) |
| 対応機種 | PC(Steam) |
| 販売形態 | 早期アクセス。期間は1年から2年の見込み |
| 価格 | 配信開始時に公開。早期アクセス終了後に値上げする予定はないと開発者が書いている |
| プレイ人数 | 1人/オンライン協力プレイ |
| 日本語対応 | インターフェイスと字幕が日本語。音声は英語 |
| Steam Deck | 互換性は不明 |
| 最低動作環境 | Windows 10 64bit/Core i5相当/メモリ8GB/グラフィック2GB/ストレージ10GB |
| 推奨動作環境 | Core i7相当/メモリ8GB/グラフィック6GB/ストレージ10GB |
日本語はインターフェイスと字幕に対応している。音声は英語だ。
動作環境には、開発が進むにつれて追加と見直しをすると注記がついている。いまの数字は仮のものとして置かれている形だ。Steam Deckの互換性も、まだ確認されていない。
Steamのタグには一人称視点と三人称視点の両方が並んでいて、ポストアポカリプス、探索、ルート集め、PvEといった言葉が続く。
Steamストアと開発者のリンク
| Steamストアページ | https://store.steampowered.com/app/4609770/ |
|---|---|
| 公式YouTube | Not Quite Dead Games |
| 公式Discord | https://discord.gg/TF9jwUTsJ |
1年から2年、これから変わっていくゲーム

配信開始は9月2日、日本時間で午前3時4分から。PCのSteamのみ。
早期アクセスは1年から2年の予定で、動的イベントも新しいバイオームも、これから入る。いま並んでいるものが完成形ではない、ということになる。
ひとりで作っている人の1本目が、2万9000件のウィッシュリストを抱えて世に出る。
筆者ジャンク:インディーゲームを中心に遊ぶゲーム好き。ストアや開発元の発表をもとに紹介しています。
