ドット絵の見下ろし画面。でも、やることは地下に潜って敵を倒し、装備を集めることだ。そして地上に戻ったら畑を耕す。『Emberville(エンバーヴィル)』の早期アクセスが、10月27日にSteamで始まる。
『ディアブロ』と『Stardew Valley』が1本に

Embervilleは、2つの遊びが1本に入っている。
片方は地下だ。見下ろし視点で敵を倒し、装備を拾い、潜るほど強い敵が出てくる。『ディアブロ』をやったことがあれば、すぐ分かる形だ。

もう片方は地上。畑を耕し、素材を集め、料理を作り、街を建て直す。こちらは『Stardew Valley』の側だ。
この2つが行き来でつながっている。地下で集めた素材が、地上の建物や料理になる。

Embervilleの地下は装備とビルド

戦闘まわりの作りを、ストアページから並べる。
- 武器ごとに別のコンボがあり、アンロックしてつなげる
- バトルクラスが複数あって、途中で変えられる
- 習得ずみの別クラスから、パッシブとアクティブのスキルを引き継げる
- レベルアップと装備で、スキルと武器を強化する
- 深く潜るほど敵が強くなる
自分のプレイスタイルに合うビルドと武器を見つけていく、という書き方をストアはしている。Steamのユーザータグには「自動生成」と「宝探し」も付いていた。

ただし、ボタン連打ではないようだ。公式は戦闘について「位置取り、タイミング、知識が鍵を握る」と書いている。近接も魔法も遠距離も、早期アクセスの時点で入っている。

地上では畑を耕して料理を作る

ここがEmbervilleのもう半分だ。
画面を見ると、柵で囲った畑に作物が列で植わっている。キャラクターはジョウロを持っていて、持ち物の並びにはクワと種の袋がある。画面の左上には「DAY 4」と時刻が出ていた。

街のほうにも畑が2区画ある。ニンジンらしき作物が5列ずつ並び、横には風車が立っていた。Steamのユーザータグにも「農場」が付いている。
作るものは料理だけではない。素材を集めて、戦闘用の装備、ポーション、道具、装飾品まで作れる。
Embervilleの街は救った住民が建て直す

街づくりの進め方が、ちょっと変わっている。大工を雇うのではない。
地下には、荒らされた街の住民が閉じこめられている。助け出して地上に連れ帰ると、その人の技で再建を手伝ってくれる。

つまり、潜る理由が街に直結している。素材を取りに行くだけでなく、人を連れて帰るために潜る。
住民と親しくなると、仕事や夢の話が出てくる。日記をのぞくこともできるそうだ。街が活気を取り戻すほど、拠点としての形が変わっていくという。

自分の家もいじれる。建物、家具、植物、装飾品を置いて、好きな形にできる。
画像:Steamストアページより
Embervilleの舞台は死ねない牢獄

明るいゲームではない。目を覚ますと、そこは「ヴィトロモータス」という地下の牢獄だった。記憶はぼんやりしている。
魔法で作られた牢獄で、死んでも終わりにならない場所だとストアページには書かれている。もとは栄えていた社会が、都合の悪い人間を放りこむために作ったものだという。

Embervilleの鍵になるのが「キミア」というエネルギーだ。感情から生まれる力で、閉じこめられた者を生き返らせる働きを持つ。
長い年月のあいだに、このキミアが牢獄の中を変えてしまった。妙な環境と、見たことのない生き物が増えた理由がそこにある。

Steamのタグは「ダークファンタジー」「探検」「物語性」。ドット絵だが、話は重いほうだ。
Embervilleのデモは進捗を引き継げる

Embervilleのデモは、Steam Next Festですでに出ている。ここで進めたデータは、早期アクセス版にそのまま引き継がれるとのこと。最初からやり直さなくていい。
デモに入っているのはプロローグで、終わるまでの平均は90分だという。

早期アクセス版の目安は、急ぐ人で7〜10時間、ふつうに遊んで15〜20時間、やり込むと20〜30時間以上。開発元はそう見積もっている。
発売日を伝える映像には、街の建て直し、素材集め、クラフト、新しい土地の探索、戦闘が順に出てくる。この記事で書いた要素が、ひととおり並んでいる。
Emberville

| タイトル | Emberville(エンバーヴィル) |
|---|---|
| ジャンル | アクションRPG(ドット絵・見下ろし型) |
| Steamのユーザータグ | アクションRPG/ドット絵/探検/ダークファンタジー/宝探し/自動生成/農場/キャラクターカスタマイズ など |
| 開発元・販売元 | Cygnus Cross |
| 対応機種 | PC(Steam/Windows)。コンソール版は1.0で予定 |
| 早期アクセス開始 | 2026年10月27日 |
| 価格 | ストアページで公開。開始時は10%オフ |
| 日本語 | インターフェイス・字幕に対応。音声は英語(日本語ボイスなし) |
| 対応人数 | 1人(協力プレイは1.0で予定) |
| デモ | あり。進捗は早期アクセス版に引き継がれる |
| 必要スペック(最低) | Windows 10以降、Core i5 3.2GHz相当、メモリ4GB、DirectX 10対応のビデオカード、空き容量4GB |
必要スペックは軽い。メモリ4GB、空き容量4GBで動く。
課金要素を入れないと言い切った

開発元のCygnus Crossは、マイクロトランザクションもバトルパスもサブスクリプションも入れないと書いている。「EVER(ずっと)」と大文字で付けるほどの書き方だ。
有料DLCも出さず、1.0のあともアップデートで広げていく方針だという。価格は早期アクセス中に上げない。
音声は英語だけだが、声の顔ぶれは濃い。『ファイナルファンタジーXVI』でクライヴの英語版を演じたベン・スター、『ウィッチャー3』でゲラルトの英語版を演じたダグ・コックルなど、全部で22人が参加している。日本語ボイスは入っていない。
Steamと公式ページ

| Steamストアページ | https://store.steampowered.com/app/2295170/ |
|---|---|
| 開発元 Cygnus Cross | https://cygnuscross.com/ |
意見のやりとりはSteamの掲示板と公式Discordで受けつけるとのこと。Discordでは開発の様子を見せるライブ配信もやる予定だという。
1.0までにバイオームは9つへ

Embervilleの早期アクセスは、バイオーム1つ目から始まる。1.0までに9つまで増やすとCygnus Crossは書いている。
最初のアップデートは開始から1か月以内の予定で、バイオーム1の最後のボス、コントローラーまわりの改善、対応言語の追加、ロードマップの公開が入る。
1.0では協力プレイとMod対応、コンソール版も計画されている。期間は約18か月を見込んでいるそうだ。
潜って、戦って、帰って畑を耕す。その行き来が10月27日から遊べる。
筆者ジャンク:インディーゲームを中心に遊ぶゲーム好き。ストアや開発元の発表をもとに紹介しています。
