『キノコ伝説』を出したJoy Nice Gamesの新作は、放置ゲームではない。『勇者連盟 暁の遠征』は5つの職業と、10レベルごとのレイドを持つMMORPGだ。

画像:Google Play、公式事前登録サイトより
勇者連盟だけに付いた「MMORPG」の札
Joy Nice GamesのGoogle Playの一覧には、日本語のゲームが7本並ぶ。『キノコ伝説:勇者と魔法のランプ』、『聖霊伝説:最強への道』、『バンバンヒーロー:社畜の逆襲』、『オハヨーカイ!ヒーロー』、『こんにちワン!ヒーロー』、『ダックサバイバー』、そして『勇者連盟 暁の遠征(勇者連盟:暁の遠征)』だ。
ストアの区分を見ると、『バンバンヒーロー』はローグライク、『オハヨーカイ!ヒーロー』は放置RPG、『こんにちワン!ヒーロー』はカードバトル。この7本の中で「MMORPG」の札が付いているのは『勇者連盟 暁の遠征』だけである。

『キノコ伝説』はストアの説明文に「放置機能で自動的にステージが進む」と書かれた放置RPGで、世界3000万ダウンロード、日本のGoogle Playでも100万ダウンロードを超えている。職業を自由に変えられる点は同じだが、『勇者連盟 暁の遠征』は探索とレイドが本体だ。
事前登録は2026年6月26日に始まり、150万人に届いた。配信は2026年7月17日10時、iOSとAndroidの同時だ。App Storeの販売元はシンガポールのJOY MOBILE NETWORK PTE. LTD.、Google Playの開発者情報は香港のJUXIN NETWORK LIMITEDになっている。
「昔のMMOを思い出す」というレビュー
App Storeで役に立った順に上のほうへ出るレビューは、比べる相手を持っている。「最近出たMMOっぽいものの中では一番面白い」「昔パソコンでやってたMMORPGを思い出した」と書いた2026年7月26日の星5、「久しぶりに昔ハマっていた頃の空気を思い出させてくれた」と書いた7月18日の星5だ。
2026年8月22日の星5は「杖と剣に似てる」から始まる。『杖と剣の伝説』を遊んでいた人はハマるはず、装備やスキル、精通やペットで戦力がかなり変わる仕様はほかにあまりない、と続く。

「放置ゲームっぽい入口なのに、中身は思ったよりちゃんとMMOしている」という7月20日の声もある。Google Play側でも「ゲーム自体は面白い」「忙しい人には優しい」「放置ゲーとは思えない深みがある」と、遊びの中身そのものを褒める言葉は共通だ。
勇者連盟のレイドは10レベルごと
ストアの説明では、1人で遊ぶものが秘境試練、掃討、懸賞。人と遊ぶものがレイドチャレンジ、ギルド試練、魔物侵攻だ。レビューによると、レイドはレベルが10上がるごとにあり、いちばん上のランクは連携と火力がそろっていないと勝てない。
ギルド試練は、ギルドのメンバーでボスを殴る。エリアに入らなくても「自分のbot」が殴ってくれるので、ほかのことをしていても進む、とGoogle Playの8月19日のレビューにある。

職業の役割は重い。同じレビューは「特にタンクは大変なので、いつもタンク不足」と書き、App Storeの8月22日のレビューは「ギルドでいいねのポイントをもらいやすいのは火力が出せるメイジ」と書いている。
2026年7月30日にプレイヤーが上げた動画は、無課金で野良のレイドをクリアするまでを2戦ぶん映している。役割の話が先にあって、そのあとに1戦目、2戦目と続く。
格下のレイドを助けるとポイント
人が足りないときの仕組みが、いくつかレビューに出てくる。App Storeの8月22日のレビューは「格下のレイドを助けるとポイントがもらえるシステムがあるおかげで、募集すると助けてくれる人も多い」と書く。
Google Playの8月24日のレビューには「人が居なければNPC勇者を借りて攻略する」とあり、8月19日のレビューには「上位ギルドに入っていれば、強い人のbotをレンタルして行ける」とある。ただしレイドのLv4では借りられない、とも書かれていた。

助ける側にポイントが入り、助けられる側は借り物で埋める。人の少ないサーバーでも回るように作ってある、ということだ。
勇者連盟の職業は5つで切り替え無料
職業はヴォリアー(前衛タンク)、アーチャー(遠距離アタッカー)、メイジ(元素操作)、アサシン(高火力バースト)、プリースト(チーム支援)の5つ。『キノコ伝説』の戦士、射手、魔法使いの3つより2つ多い。
切り替えは自由で、スキルツリーもそれぞれ別だ。ストアの説明では、装備オプション、ペットスキル、スキルツリーの「ビルド」が連動し、セットはコストなしでリセットできる。

7月20日のApp Storeのレビューには「20のエリアボスに勝てない? 職業マジシャンで余裕だった」とある。詰まったら職業を変える、という遊び方が、無料だからできる。
ペットのガチャには天井がある。召喚ごとに交換用のコインがたまり、200コインでSSRペットと必ず交換できる、というのがストアの説明だ。
白目の勇者とメタ発言だらけのチュートリアル
主人公の勇者は、黒目が無い。ストアの画像でも、赤いマントの少年はずっと白目のまま剣を振っている。ストアの説明は「柔らかな3Dモデル+キュートなダークファンタジー風」で、砂漠や廃墟を暖色の光と影で見せる。

配信初日に上がったプレイヤーの動画は、見どころの1つ目に「白目勇者のインパクト」、2つ目に「メタ発言満載のチュートリアル」を挙げている。ストアの説明文にある「笑いと絆に満ちた、にぎやかな冒険」は、こういう部分のことだ。
勇者連盟のレベル上限はワールドで決まる
1日に上げられるレベルには上限があり、ワールドのレベルで決まる。7月20日のレビューは「その日に打ち止めレベルがあり、みんなある程度平等なのは○」と書き、7月26日のレビューは「ワールドレベルでレベル制限つけてるのは良いアイデア」と書いている。

オフライン放置でも資源がたまる。マップは一本道とクモの巣状のつなぎで、ボスの地点には必ず転送ポイントがあり、倒れてもすぐ復活して挑み直せる、とストアにある。赤い装備のドロップが、先へ進む理由になる作りだ。
勇者連盟の評価は2つのストアで差
評価はApp Storeが4.6で2,431件、Google Playが3.6で1,100件。ダウンロードはGoogle Playで5万以上だ。
Google Playの新しいレビューは辛口である。「とにかく過疎が早い」「鯖が2日に1つのペースでできているので、1つ1つの鯖のプレイヤーが長続きしない」「レイドもパーティーでないとクリアできず、なかなかマッチしない」「キャラの強化の説明が少なすぎて初心者には難しい」と並ぶ。

課金については両方の声がある。「ある一定からは課金しないと戦力が増えなくなる」「神器が出て課金者と無課金者の差ははっきりした」の一方で、「課金額が安い」「剣と杖よりは課金額も安め」だ。Google Playの8月19日のレビューは「総合して面白いゲームだとは思うが、プレイヤーが少なすぎて限界を感じて辞めた」と締めていた。
『勇者連盟 暁の遠征』
| 正式タイトル | 勇者連盟:暁の遠征 |
|---|---|
| ジャンル | ライトカジュアルMMORPG(ストアの説明文)。Google Playの区分はロールプレイング/MMORPG |
| 配信 | Joy Nice Games(App Storeの販売元はJOY MOBILE NETWORK PTE. LTD.、Google Playの開発者はJUXIN NETWORK LIMITED) |
| 配信日 | 2026年7月17日10時(iOS/Android同時) |
| 価格 | 基本プレイ無料(アプリ内課金あり) |
| 対応機種 | iOS 13以降、Android。Google Playには「Windows」の表示もある |
| 言語 | 日本語、英語、中国語 |
| 容量 | iOS版 231MB |
| 評価 | App Store 4.6(2,431件)/Google Play 3.6(1,100件) |
| ダウンロード | Google Playで5万以上 |
| 年齢 | App Store 12+/Google Play 12歳以上 |
| 事前登録 | 2026年6月26日開始、150万人達成 |
公式Xとサポートセンターとストア
| 公式サイト(事前登録ページ) | yushaleague.acenetgamejp.com |
|---|---|
| 公式X | @yushaleague_jp |
| 公式YouTube | 勇者連盟:暁の遠征 |
| サポートセンター | acenetgamejp.com |
| App Store | 勇者連盟:暁の遠征 |
| Google Play | 勇者連盟:暁の遠征 |
配信はiOSとAndroidの基本無料
『勇者連盟 暁の遠征』は、App StoreとGoogle Playから基本プレイ無料で手に入る。『キノコ伝説』の会社が、放置ではなくレイドとギルドのほうに寄せた1本だ。

筆者ジャンク:インディーゲームを中心に遊ぶゲーム好き。ストアや開発元の発表をもとに紹介しています。
