残り2マスで、どちらかを当てる。マインスイーパーのあの場面が、『カラースイーパー(ColorSweeper)』には無い。
Com2uS Holdingsが2026年7月2日に配信した基本プレイ無料のロジックパズルで、数字と17種類のルールだけで全部のマスの色が決まる。App Storeの評価は4.8、Google Playは4.5だ。
『カラースイーパー』に「当てずっぽう」の場面はない

画像:Google Play、Steamストアページ(旧作)より
Com2uS Holdingsの公式ブログによると、開発元のARRKKAは、すべての問題を論理だけで解けるように、問題の生成と検証の仕組みを作ったとのこと。マインスイーパーで最後の2マスのどちらかを選ぶ、あの「当てずっぽう」を無くしたという。
ARRKKAのPDリュ・ジソク氏は、配信日に韓国メディアへ「運ではなく、論理で答えを見つける過程そのものを核の楽しさとして設計した」とコメントしている。
レビューもここでそろう。旧作から遊んでいるというGoogle Playのレビューは「ロジックで解けない問題は一度も見たことがない」と書き、App Storeでは「運の要素がなく必ず理屈で解ける」「課金でゴリ押しする要素も運ゲー要素もない」という声が並ぶ。
一方で、2026年7月と8月には「デイリーチャレンジで条件が矛盾する問題が出た」「正解がない問題があった」というレビューもある。開発元がどう直したかは確認できていない。
数字は「まわり8マスの同じ色の数」

基本のルールは1つだ。数字が書かれたマスは、そのマスと同じ色が、まわり8マスにいくつあるかを示している。
「0」のマスがあれば、まわり8マスにその色は1つも無い。そこに×を付けて、残った候補から色を決めていく。ストアの説明では、気軽な3×3から、じっくり考える10×10までの問題がある。
色は画面の下に並び、ストアの画面では3色か4色だ。タップして塗り、ハートは3つで、3回間違えると終わりになる。
『カラースイーパー』のルールは17種類

基本ルールの上に、Com2uS Holdingsの発表では17種類のルールが加わる。公式ブログが名前を挙げているのは、向きを使う「レイ」と、チェスのナイトの動きを使う「ナイト」だ。
App Storeのレビューには「列に含まれるその色のマスの数」「ヒントのマスを含むブロックの形」という説明があり、ほかのレビューには「パターン」「カップル」「スティック」というルールの名前が出てくる。「=」や「Ⅱ」のマスは自分を数に含めるので混乱した、というレビューもある。
ルールは1つずつ足されていき、あとから複合になる。レビューによると複合ルールの組み合わせは12時間に1つずつ開き、デイリーチャレンジのハードでは4種類の複合も出るそうだ。

ダブルタップで×がいっぺんに付く

レビューでルールと同じくらい多く書かれているのが、塗る手間を減らす機能だ。数字のマスをダブルタップすると、まわりに×がいっぺんに付く。
列の数字をダブルタップすればその列にその色の×が付き、×が1色だけ残ったマスはワンタップで塗れる。仮置きのメモ枠もあり、レベルが上がると枠が増えるという。
ヒントは答えをそのまま教えるのではなく、考える方向を示すものだと公式ブログに書かれている。ヒントを使うにはゲーム内のゴールドが要るとのこと。
Com2uS Holdingsの公式YouTubeにある紹介映像は、正式配信より前の2025年9月19日に公開されたもので、再生数は1万回だ。
作ったのは高麗大学のサークル発ARRKKA

開発元のARRKKAは韓国のインディースタジオで、高麗大学のゲーム開発サークルの先輩と後輩が立ち上げたと公式ブログにある。韓国メディアによると、開発を本格的に始めたのは2023年だ。
旧作の『ColorSweeper』は2024年2月からGoogle Playで配信されていて、2024年8月のBusan Indie Connect Festivalではルーキー部門に選ばれたという。Steamにもストアページがあるが、発売日は「発表予定」のままだ。
2025年2月、Com2uS Holdingsがこのゲームの世界配信の契約を結んだと発表した。北米でソフトローンチをしたあと、2026年7月2日に世界で配信された。
Com2uS Holdingsは2026年7月にインディーゲーム向けのブランド「RATEL」を立ち上げていて、ストアの開発者名もRATELになっている。旧作は日本のGoogle Playからは消えている。
旧作を知るレビューは、変わった点をこう書いている。ヒントと下書きは旧作より親切になった。難しい問題にたどり着くまで簡単な問題が長い。旧作にあった1対1のモードが無くなった。アニメーションが増えた。
『カラースイーパー』は「時間が溶ける」

App Storeの評価は4.8(315件)、Google Playは4.5(2,040件)で、Google Playのダウンロードは10万以上だ。
Google Playで「時間が溶ける」と書いたレビューは、2026年7月から8月までに4本ある。App Storeには「ニコリ系のパズル好きには刺さる」「久しぶりに熱中できるパズルゲーム」という題のレビューが付いている。
ほめられているのは、ルールが増えていって飽きないこと、操作の速さ、効果音と振動だ。ショップで盤面の色の組み合わせを替えられることもよく書かれている。
分かれているのは広告だ。「クリアするたびに動画広告が出る」というレビューと、「広告の頻度は高くない」というレビューが両方あり、広告を消す課金を買ったという人もいる。アプリ内課金は50円から7,500円のパックだ。

ほかに、ダークテーマの青と緑が見分けにくい、盤面をズームできない、「カップル」のルールが分かりにくい、という声が複数ある。遊ぶにはチケットを使う仕組みで、チケットが5枚と少ないというレビューもある。
デイリーチャレンジと美術館と「海辺」

毎日のパズルはデイリーチャレンジで、Easy・Normal・Hardの3つがある。ストアの画面ではクリアタイムの上位30人がランキングに出ている。
クリアの報酬で集めるのがステッカーで、それを飾るのが美術館だ。2026年9月2日の更新では「海辺」のコレクションが加わり、美術館も新しくなったとのこと。
ストアの説明には、制限時間の中でより多くのマスを塗るタイムアタックと、実績もある。Google Playのタグには「オフライン」が付いている。
カラースイーパー
| タイトル | ColorSweeper(カラースイーパー) |
|---|---|
| ジャンル | ロジックパズル(マインスイーパー+ノノグラム) |
| 開発 | ARRKKA(韓国) |
| 販売 | Com2uS Holdings(ブランド名 RATEL) |
| 配信日 | 2026年7月2日(世界同時) |
| 対応機種 | iOS 15.0以上、Android |
| 価格 | 基本プレイ無料(広告あり、アプリ内課金 50円〜7,500円) |
| 日本語 | 対応(12言語のうちの1つ) |
| 対応言語 | 日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ロシア語・インドネシア語・タイ語・ベトナム語 |
| プレイ人数 | 1人(デイリーチャレンジにランキングあり) |
| 年齢 | App Store 9+、Google Play 3歳以上 |
| 容量(iOS) | 約410MB |
Instagram・Discord・各ストア
公式サイトは無く、開発元とやり取りできる場所はInstagramとDiscordだ。Discordには解き方を聞ける場所があり、スクリーンショットを貼ると教えてもらえるとレビューにある。
| @colorsweeper | |
| Discord | discord.gg/rTWG9nGQRf |
| Com2uS Holdings(ゲーム紹介) | holdings.com2us.com |
| ARRKKA(開発元) | arrkka.github.io/cs |
| App Store | apps.apple.com |
| Google Play | play.google.com |
『カラースイーパー』は最後の2マスも理屈で決まる
マインスイーパーの「最後の2マス」を理屈で決められるようにして、そこに17種類のルールを重ねたのが『カラースイーパー』だ。間違えられるのは3回まで。勘で塗る場面が無い作りは、ここで効いてくる。
iOS・Android向けに基本プレイ無料で配信中で、日本語に対応している。
筆者ジャンク:インディーゲームを中心に遊ぶゲーム好き。ストアや開発元の発表をもとに紹介しています。
